ペルーを訪れた黄首相(左)。同国のクチンスキ大統領と(国務総理室提供)=(聯合ニュース)
ペルーを訪れた黄首相(左)。同国のクチンスキ大統領と(国務総理室提供)=(聯合ニュース)
【リマ聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は20日、ペルーの首都リマでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、低成長と保護主義に打ち勝つための方策を議論すべきだと呼びかけた。 黄首相は「構造改革と技術革新、サービス産業の発展、中小企業と小規模事業者に配慮した貿易の推進、多国間貿易体制の発展とアジア太平洋地域の経済統合が必要だ」とし、韓国の取り組みを紹介した。 また、「域内の平和と安定がなければわれわれの努力は結果につながらない。アジア太平洋地域はもちろん、国際社会全体に脅威となる北の核とミサイルの開発は必ず放棄されなければならない」と強調。APEC参加国が北朝鮮に対する国際社会の圧力と制裁に協力したことに謝意を表すると述べた。 一方、黄首相は国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事との対話の席でも、世界経済が低成長に直面しているとしながら「構造改革と保護主義に対する積極的な対応が必須だ」とした。低成長の克服に向け財政的な景気浮揚策が必要だとするIMFの提言に共感すると述べた。
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