韓国検察　朴大統領親友のめいを拘束＝横領容疑で

【ソウル聯合ニュース】朴槿恵（パク・クネ）韓国大統領の親友、崔順実（チェ・スンシル）容疑者の国政介入疑惑を捜査している検察特別捜査本部は１８日、崔容疑者のめいのチャン・シホ氏を同日午後に拘束したと発表した。　チャン氏は同本部が設置されているソウル中央地検で取り調べを受けている。検察はチャン氏が実質的な所有者の韓国冬季スポーツ英才センターの資金を、チャン氏が本来の目的とは異なる用途で使用した疑い（横領）などがあるとみている。　崔容疑者の姉、スンドゥク氏の娘で元乗馬選手のチャン氏は、崔容疑者を後ろ盾に冬季スポーツ分野の各種利権を得たと疑われてきた。　同センターも、２０１８年に韓国で開催される平昌冬季五輪と関連がある利権を狙う目的で設立したとの疑いも出ている。　チャン氏は文化体育観光部の支援の下、同センターの事務総長として人事や資金管理を総括するなど大きな影響力を行使してきたという。　同センターは昨年６月に設立された。昨年文化体育観光部から、設立間もない法人としては異例といえる６億７０００万ウォン（約６２００万円）に上る予算の支援を受けた。　この予算支援をめぐっては、背後に「体育界の大統領」と呼ばれた金鍾（キム・ジョン）前同部次官の存在があったとの疑惑が提起された。検察は１６日に金氏を参考人として事情聴取し、１７日に同氏の逮捕状をソウル中央地裁に請求した。　検察は、同センターの設立と運営、資金関連の事実関係などを集中的に調べた後、チャン氏の逮捕状を請求する方針だ。