尹長官(資料写真)=(聯合ニュース)
尹長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は17日、ソウル市内のホテルで行われたフォーラムで講演し、「米国のトランプ新政権でも基本的に(韓国との)同盟重視と対北圧迫(圧力)の基調が維持される」との見通しを示した。 尹長官は「トランプ候補の当選後、一部からは韓米同盟の将来について懸念の声が出ているが、トランプ氏陣営の関係者は(韓米)同盟の重要性や北の核の深刻さ、厳重さを強調してきた」と説明。「これまで構築してきたネットワークを活用し、米国の次期政権との関係強化に向けた必要な措置をスピーディーに推進していく」と強調した。 また、「新政権の対外政策の基調は当選者(トランプ氏)の個人的な見解にすぎず、共和党主流の対外政策基調の影響を受けるとみられ、主要閣僚の考え方が具体的な政策方向に相当な影響を与えると予測している」と述べた。その上で、「予断することなく、もっと(状況を)注視しながらわれわれの考えを説明していくことが重要だ」との認識を示した。 尹長官は北朝鮮の核問題に関する国連安全保障知事会の追加制裁決議や中堅国機構(MIKTA)外相会議、12月の国際原子力機関(IAEA)核セキュリティ国際会議、韓日中3カ国首脳会談など、年末までの一連の外交日程について「支障なく推進していく」と述べた。 この発言については、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)の国政介入疑惑による混乱が続く中、来月東京での開催を調整している3カ国首脳会談に朴大統領が出席することを示唆したとの見方が出ている。 
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