握手を交わす尹長官(右)とキンタナ特別報告者=16日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす尹長官(右)とキンタナ特別報告者=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は16日、ソウルの外交部庁舎で北朝鮮の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者と会談し、北朝鮮の人権問題について話し合った。 尹長官は会談の冒頭で国連総会第3委員会(人権)が北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を採択したことに言及。「きょう、これまでで最も強力な北朝鮮人権決議案が国連で初めて無投票で採択された」とし、「北の人権問題などと関連し、今後緊密な協力を期待する」と述べた。 キンタナ氏は「北朝鮮の実際の人権状況をめぐる情報を得ることが非常に重要だ」と応じた。 両氏は会談で深刻な北朝鮮の人権状況に関する情報を共有し、改善策について意見交換するとみられる。尹長官は、特別報告者に対する韓国政府の積極的な支援方針を伝える見通しだ。 キンタナ氏は来年の国連人権理事会と総会に提出する北朝鮮の人権状況に関する報告書に必要な資料を調べるため、韓国を訪問した。8月の就任後、初めての来韓。 23日まで韓国外交部や統一部、法務部などの関係者と意見交換し、韓国政府の北朝鮮人権記録センター訪問や北朝鮮脱出住民(脱北者)との面会などを行う。22日には記者会見を開き、来韓の結果について説明する。 2004年に国連人権理事会の決議で任命された特別報告者(人権担当)は北朝鮮の人権状況を調べ、国連総会と人権理事会に報告する。
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