朴元淳ソウル市長=(聯合ニュース)
朴元淳ソウル市長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が環境のノーベル賞と呼ばれるスウェーデンの「ヨーテボリ持続可能な発展賞」を受賞する。韓国人の受賞は初めて。 ソウル市は15日、ヨーテボリで16日(現地時間)から開かれる授賞式には朴市長の代理として柳ギョン基(リュ・ギョンギ)行政第1副市長が出席することを明らかにした。 同賞は環境と社会の価値の面で持続可能な未来を目指し優れた成果を挙げた個人や団体に贈られる。過去にはゴア元米副大統領やアナン前国連事務総長が受賞した。アジアからの受賞はトヨタ自動車の開発チームに続き2例目。 ソウル市によると、朴市長は規制改革などにより資源と情報を共有する機会を創出し、関連企業とプロジェクトを支援して共有(シェアリング)文化を広めるため努力した点が評価された。 朴市長は授賞式に出席する予定だったが、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑をめぐり韓国社会が混乱していることを踏まえ、授賞式を含め欧州歴訪計画を取りやめた。 授賞式ではビデオメッセージを通じあいさつする。朴市長は「共有都市(シェアリングシティ)は都市に対する権利を市民に返すプロセス」とし、さらに「国は誰か一人が所有するものでなく、国民全員が共有するもの」と強調する予定だ。
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