合同参謀本部庁舎に入る金委員長(左)と李議長(右)=10日、ソウル(聯合ニュース)
合同参謀本部庁舎に入る金委員長(左)と李議長(右)=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国会国防委員会の金栄宇(キム・ヨンウ)委員長(与党セヌリ党)は10日、韓国軍合同参謀本部庁舎で国防部の韓民求(ハン・ミング)長官、軍制服組トップの李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀本部議長と面会し、米大統領選挙でのドナルド・トランプ氏の当選が韓国の安全保障に及ぼす影響や、北朝鮮情勢などについて議論したと明らかにした。 金委員長によると、両氏との面会で「在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)の負担(増加)問題が現実になり得るという認識で一致した」と述べた。 また韓長官はその席で「トランプ氏側が駐留経費負担の内容を理解すれば考えが変わるかもしれない。米新政権が理解できるよう国防部はより積極的に働きかけていく」と話したという。 金委員長は韓長官が駐留経費負担の現況を詳細に把握しており日本やドイツの負担状況にまで言及したと説明した上で、韓長官がトランプ氏側との協議を準備している印象を受けたと話した。 北朝鮮の動向については「『6回目の核実験を行う準備が整っており、いつでも実施できる状況だ』と説明された」と述べた。 また、金委員長は朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友の国政介入疑惑をめぐり、北朝鮮メディアが韓国政治の混乱を大々的に取り上げる傾向が目立つとする説明もあったとも伝えた。
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