トランプ氏(資料写真)=(聯合ニュースTV、CG加工)
トランプ氏(資料写真)=(聯合ニュースTV、CG加工)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は米大統領選挙で共和党候補者のドナルド・トランプ氏が当選したことを受け、近く朴槿恵(パク・クネ)大統領とトランプ氏による電話会談や高官派遣などを通じ対北朝鮮政策や韓米同盟などについて調整を行う方針だ。 外交部関係者は9日、政府は朴大統領とトランプ氏との電話会談をできるだけ早期に行う計画で、外交ルートを通じ日程を調整すると明らかにした。朴大統領の祝電も発送予定だという。 併せて、同部は高官を米ワシントンに派遣しトランプ陣営の要人らと対北朝鮮政策と韓米同盟に関する事前調整を行う方向で検討中だ。林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官など次官級以上の高官を派遣するとされる。 トランプ陣営との接触を機に、韓国政府は強力な制裁と圧力で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の核保有の意思を砕くという方針を強調し、そのために韓米間の緊密な協調を続けるべきだとする立場を明確に伝えるとみられる。 さらに、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を計画通りに推進する方針のほか、米国の核の傘を含む拡大抑止公約をあらためて確認する見通しだ。 同部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は8日、次期米政権とのスムーズな関係構築と政策的な連続性確保に向けた努力を積極的に展開していくと説明した。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0