烏山空軍基地に着陸したユーロファイター・タイフーン=8日、烏山(聯合ニュース)
烏山空軍基地に着陸したユーロファイター・タイフーン=8日、烏山(聯合ニュース)
【烏山聯合ニュース】在韓米軍の烏山空軍基地(京畿道)で韓米英の3カ国空軍が合同で実施している訓練「無敵の盾」が8日、メディアに公開された。 今月4日から始まった訓練は7日まで訓練報告や地形把握などが行われ、8日から10日まで本格的な訓練が実施される。 韓国空軍の関係者によると、韓国が米国以外の国と国内で航空機による戦闘訓練を行うのは今回が初めて。 訓練には韓国空軍のF15K、KF16戦闘機、米空軍のF16戦闘機、英空軍の戦闘機ユーロファイター・タイフーンなどが参加している。 ユーロファイター・タイフーンが朝鮮半島に展開するのも今回が初めて。 ユーロファイター・タイフーンは欧州を代表する多目的戦闘機。最高速度はマッハ2で、長距離空対地ミサイル「タウラス」を含む精密誘導兵器を搭載できる。 今回参加したユーロファイター・タイフーン4機は武装していないとされる。 合同訓練で、ユーロファイター・タイフーンは敵の空中攻撃に対応する防衛能力を提供し、韓米空軍は敵の主要標的を攻撃する航空遮断などの訓練を集中的に実施する予定だ。 英国は訓練に参加した背景について、国連安全保障理事会の常任理事国として規約に基づき国際体制の維持に対する公約を果たすためと説明した。 その上で、北朝鮮の度重なる挑発で朝鮮半島をめぐる情勢が不安定になっている今の状況とは関係ないとした。 韓国空軍の元仁哲(ウォン・インチョル)作戦司令官(中将)は、烏山空軍基地で発表した声明で「初めて実施された韓米英空軍の連合訓練は、3カ国空軍の連合航空作戦能力の向上はもちろん、英空軍との軍事協力強化に大きく寄与する」と述べた。 英空軍は先月11~20日にマレーシアで同国をはじめオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールと、先月24日~今月3日までは日本で日米両国とそれぞれ連合訓練を実施した。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0