昨年11月にフィリピンで開かれたAPEC首脳会議に出席した朴大統領=(聯合ニュース)
昨年11月にフィリピンで開かれたAPEC首脳会議に出席した朴大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は8日の定例会見で、18~19日にペルーで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議について、「北の5回目の核実験など、朝鮮半島の安全保障状況が厳しく、今年は大統領が出席しない方針を9月に決めた」と明らかにした。 APEC首脳会議が1993年に米国で初開催されて以来、韓国の首脳が欠席するのは初めて。外交部は朴大統領の親友の民間人女性、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑が浮上する前に欠席することを決めていたと説明したが、一連の事態が外交にも影響を与えているとの見方も出ている。 趙報道官は会議の出席者は来週初めごろに発表されるとした。黄教安(ファン・ギョアン)首相が出席する可能性があるが、朴大統領が政局の混乱を収拾するため、与野党が推薦した人物を首相に任命する意向を示しており、最終的に誰が出席するかは不透明な状況だ。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が出席する可能性もある。 一方、国連大使に起用された趙兌烈(チョ・テヨル)外交部第2次官の着任が遅れていることについては、「第2次官の後任の人選が進められており、確定し次第発表する」と述べた。同部の関係者は「国連安全保障理事会の対北制裁決議関連の協議がまとまる時期に合わせて(趙氏の着任時期が)決まると思う」との見通しを示した。 韓国と日本、中国の3カ国首脳会談については、「年内に開催することで共感を示しており、開催の日程を調整している」として、「(韓国は)関連準備を進めている」と述べた。
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