米大統領選を争うクリントン氏(手前)とトランプ氏=(聯合ニュースTV)
米大統領選を争うクリントン氏(手前)とトランプ氏=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は8日の会見で、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官と共和党候補のドナルド・トランプ氏が激しく争う米国の大統領選(日本時間9日午前開票)と関連し、「誰が大統領になっても北は安心できないだろう」と指摘した。 北朝鮮の対外向け宣伝サイト「朝鮮の今日」は6月に掲載した寄稿文形式の文章で、「愚鈍なヒラリー」「賢明な政治家トランプ」などの表現を使い、トランプ氏を擁護する姿勢を見せた。 同当局者は、北朝鮮の非核化のため強硬措置を取るべきだとするヒラリー氏側の発言と、韓国の安全保障は韓国が守るべきというトランプ氏の言及を北朝鮮も注視したはずだとし、「トランプ氏の方が北の安保への危害が少ないと北が判断する可能性はある」と分析した。 だが、米国は自国の安保を非常に重要視しているため、「北が米国の『レッドライン』を越えるなら、いくらトランプ氏でも放っておかないだろう」と強調した。
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