【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が韓国などに潜伏する工作員に暗号で指令を出す「乱数放送」を行った。 北朝鮮の国外向けラジオ放送、平壌放送は6日午前0時15分(日本時間)、「今から21号探査隊員のための遠隔教育大学化学復習課題をお伝えします」とし、「25ページ63番、753ページ96番、26ページ12番」などと数字を読み上げた。今回はこれまでとは異なる新しい内容が放送された。 北朝鮮は過去に平壌放送を通じ金日成(キム・イルソン)主席や金正日(キム・ジョンイル)総書記をたたえる歌を流した後、乱数を読み上げスパイたちに指令を送っていた。 2000年の南北首脳会談を機に乱数放送を中断していたが、今年6月に放送を再開した。今年の放送回数は6月24日以降、計12回に上る。 北朝鮮が乱数放送を再開した目的については、海外にいるスパイを対象にした暗号解読の訓練、または南北の緊張を高めるためとの意見のほか、実際にスパイに指令を出すためなど、さまざまな見方が出ている。
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