青瓦台の付属室秘書官だったチョン・ホソン氏(中央、資料写真)=(聯合ニュース)
青瓦台の付属室秘書官だったチョン・ホソン氏(中央、資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国検察は3日深夜、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友の民間人女性、崔順実(チェ・スンシル)氏の国政介入疑惑に絡み更迭されたチョン・ホソン前青瓦台(大統領府)付属室秘書官を逮捕した。疑惑の捜査を担当する検察の特別捜査本部が4日、明らかにした。 朴大統領の最側近とされたチョン氏は、朴大統領の演説草稿をはじめ、外交、安全保障、経済関連の機密文書を崔氏に渡した疑いが持たれている。 崔氏が使っていたとみられるタブレット端末には約200件に上る青瓦台の文書のファイルが保存されているとされるが、これらファイルのIDはチョン氏のIDだということが分かった。また、崔氏が私物化した疑いがある財団の元事務総長はメディアのインタビューに、「チョン前秘書官がほぼ毎日、30センチの厚みの大統領報告資料を崔氏に渡し、崔氏がこれを検討した」と明かしている。 チョン氏は朴大統領が国会議員だったころから補佐官として、主に演説草稿の作成と政務企画に関する業務を任されてきた。青瓦台付属室には各部署が作成した政策資料が集まる。 崔氏に渡った青瓦台の資料はこれまで報じられている以外にもまだあるとの見方が強い。また、チョン氏のほかに青瓦台の文書流出に関与した人物がいるかについても検察は調べるとみられる。 検察は先月29日に青瓦台のチョン氏の事務室を捜索した。朴大統領は翌日、秘書室長や政策調整首席秘書官、チョン氏ら計8人を更迭した。
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