ザハロワ報道官=(聯合ニュース)
ザハロワ報道官=(聯合ニュース)
【モスクワ聯合ニュース】北朝鮮の5回目核実験に対する国連安全保障理事会の制裁決議の採択がずれ込んでいることについて、ロシア外務省のザハロワ報道官は3日の定例記者会見で、「決議は北朝鮮の核開発を認めない方向であるべきで、核開発と何の関連もない住民の生活を最悪の状況に悪化させるものであってはならない」と強調した。履行可能で、これまでの安保理決議に定めた目的(北朝鮮の核開発を断つこと)を反映する決議をまとめるために時間が必要だと説明した。 こうした発言は、中国と同様にロシアも、北朝鮮の石炭輸出の規制や労働者派遣の制限のような北朝鮮住民の生活に影響を及ぼしかねない制裁には反対していることをうかがわせる。 北朝鮮が9月9日に5回目核実験を実施してから55日がたつが、安保理の追加制裁決議に向けた協議はまだ合意に達してない。北朝鮮が1月6日に4回目核実験を実施した際は決議採択まで57日を要したが、今回それを超えるのは確実だ。
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