Kリーグ2部優勝チーム監督、”監督賞”ノミネートから除外… 疑問の声(提供:news1)
Kリーグ2部優勝チーム監督、”監督賞”ノミネートから除外… 疑問の声(提供:news1)
チームを正規リーグ優勝に導いた監督が、シーズン終了後、韓国プロサッカー連盟が授賞する「Kリーグ大賞」授賞式に招待されなかった。監督賞候補からも、その監督の名前は除外され「どの理由も正常ではない」との声があがっている。

チェ・ヨンジュン の最新ニュースまとめ

 韓国プロサッカー連盟は来る8日、グランド・ヒルトン・ソウルで開かれる「2016現代オイルバンクKリーグ大賞」個人賞の候補者を1日、発表した。

 Kリーグクラシック(1部)のMVP選手候補、監督賞候補までは”無難”だった。しかし、Kリーグチャレンジ(2部)の候補リストで、首をかしげる事態が発生。監督賞の候補となったのはチェ・ユンギョン江原監督、ソン・ヒョンジュン大邱FC監督代行、チェ・ヨンジュン釜山アイパーク監督だった。今シーズン、Kリーグチャレンジ・チャンピオンとなった安山ムグンファFCのイ・ホンシル監督は、候補にさえ挙がらなかったのだ。

 プロサッカー連盟の高位関係者は2日、「イ監督は懲戒を受けたため」と除外事由を説明した。

 事実、イ監督は去る10月1日のチャレンジ(2部)第38節の大邱戦で、主審のPK判定と退場判定に抗議し、約10分間、試合再開を拒否した。この行為で、イ監督に対し5試合の出場停止と制裁金300万ウォン(約27万円)の懲戒が下された。

 関係者は「単純に、該当試合で審判から受けた退場レベルの処分で終わるわけではない。事案が重いため、懲戒委員会にかけられ、最終的な懲戒が下った人物」とし、「監督賞の選定基準の中で、成績が大部分を占めるのは正しいが、他の側面でも模範となる人物でなければいけない、というのが連盟の立場」と明かした。

 しかし、連盟側の主張がすべて説得力があるものではない、との意見も浮上している。あるサッカー関係者は「事案が発生した際、最も重要なシーズンの最終5試合にイ監督はベンチに入ることを許されなかった。既に、相当な懲戒を受けている」と声を高めた。

 つまり、既に懲戒を受けたイ監督が、監督賞候補から除外されることで、さらに”重複懲戒”を受けることになる、との意見だ。

 イ監督は就任2年目でチームを2部優勝に導いた。外国人選手が1人もいないという特殊なチームを、かつ主力選手らが大量に除隊(※)していく厳しい環境の中で、優勝を手にする指導力を発揮した。※兵役義務のある韓国で、兵役期間中のサッカー選手が所属できるチーム

 現状、連盟から納得のいく回答が得られないまま、優勝チーム監督が不在の「Kリーグ大賞」が開催される見通しだ。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0