文化体育観光部幹部のオフィスを家宅捜索する検察=27日、世宗(聯合ニュース)
文化体育観光部幹部のオフィスを家宅捜索する検察=27日、世宗(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は27日、大企業に資金を出させて設立した2財団を朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友の女性、崔順実(チェ・スンシル)氏が私物化していた疑いと関連し、文化体育観光部の局長級幹部2人のオフィス、両財団の理事長のオフィスと自宅、韓国観光公社内の創造経済事業団の関係者オフィス、計7カ所を家宅捜索した。パソコンや両財団の設立・運営に関する文書などを押収したとされる。 検察は、文化やスポーツの振興を目的とする両財団の設立過程で特別な取り計らいや不正があったとみている。 2財団は昨年10月と今年1月にそれぞれ設立された。経済団体・全国経済人連合会(全経連)の主導で大企業62社がすぐに774億ウォン(約71億円)という巨額を両財団に出資したこと、文化体育観光部がわずか1日で設立許可を出したことなどから、青瓦台(大統領府)の介入が指摘されていた。捜索を受けた文化体育観光部の幹部2人は財団設立の実務責任者だったという。 崔氏は両財団の設立、運営に裏で深く関与し、自身が設立した会社を通じて事業を口実に両財団の資金を引き出した疑いがもたれている。検察は崔氏が財団資金を横領または流用したとみて、26日に崔氏の自宅やオフィスなど9カ所を家宅捜索した。
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