【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は25日、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長とソウル・外交部庁舎で会談した。同部が伝えた。 尹長官は会談で、20年前にOECDに加盟したことは韓国にとって、経済先進国に発展していくことや、国際社会における主要国になっていくための道しるべになったと話した。また韓国の国内制度や政策を先進化させる過程でOECDの政策勧告や国際基準が重要な役割を果たしたとして謝意を伝えた。 グリア氏は韓国中部の大田市で昨年開催された世界科学首脳会議や、釜山で2011年に開かれた第4回援助効果向上に関するハイレベルフォーラム(HLF4)で採択された「効果的な開発協力に向けた釜山パートナーシップ(釜山宣言)」などに触れ、韓国はOECDが信頼するパートナーとしての役割を果たしていると評価した。 また「韓国が卓越した開発政策を施行し、漢江の奇跡と呼ばれる発展を遂げた経験が、多くの開発途上国にとって手本になる」とした上で、農村改革では、韓国の「セマウル運動」が模範として注目されているため、同分野における韓国との協力が今後拡大することを期待すると話した。 グリア氏はまた、OECDの指標のうち、韓国はR&D(研究開発)投資、福祉、教育などの多様な分野で進んだ制度と政策を保有していると評価。その一方で、韓国が今後も発展を続けていくためには、高齢化、男女平等などの問題などに積極的に取り組む必要があると指摘した。 グリア氏は外交部が同日開催した韓国のOECE加盟20周年記念セミナーに出席するために来韓した。
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