記者会見で謝罪する朴大統領=25日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見で謝罪する朴大統領=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、側近の女性、チェ・スンシル氏に演説原稿や発言資料などが事前に提供されていたとの報道を受け、青瓦台(大統領府)で記者会見を行い、国民に謝罪した。 新年記者会見を除き、朴大統領が特定案件をめぐり記者団と対面したのは昨年8月6日に韓国経済の再飛躍のための労働改革推進を国民に向けて発表して以来となる。 朴大統領は午後3時40分すぎに会見場に入って黙礼し、約1分40秒にわたり謝罪文を読み上げた。読み終わるころには、目に涙をためる様子も見せた。謝罪文を読み終えると、再度謝罪の言葉を述べてから頭を下げ、質問は受け付けることなく退室した。 会場には李元鐘(イ・ウォンジョン)大統領秘書室長、金聲宇(キム・ソンウ)広報首席秘書官、鄭然国(チョン・ヨングク)報道官、千栄植(チョン・ヨンシク)広報企画秘書官らが同席した。 朴大統領はチェ氏について「私がつらかったときに助けてくれた」とし、「(2012年末の)大統領選挙の際に主に演説、広報分野で私の選挙運動が国民にどう映っているかについて個人的意見を伝えてもらっていた」と明かした。その上で「一部の演説文や広報物も表現などの面で手助けを受けたことがある」と認めた。
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