【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の国防当局が定例安保協議(SCM)で米戦略兵器の朝鮮半島への常時配備を検討していくことで合意したことに関し、韓国政府筋は21日、SCMに先立ち開催された韓米外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)で設置に合意した「拡大抑止戦略協議体(EDSCG)」が近日中に稼働するとした上で、この問題を含め、拡大抑止の実行力を強化する方策についてはEDSCGで協議していくことになると説明した。 また米戦略兵器常時配備問題で韓米の足並みの乱れが見られたことについて、米国側からも拡大抑止の実行力を強化するための提案があったが、具体的な内容については公開する段階ではないとした上で、「ある程度協議が進み、米側の提案が公開されれば拡大抑止の実行力強化に向けた米側の意思が分かるだろう」と述べた。米側の提案は「軍事的オプション」である可能性が高いとみられている。 一方で一部の専門家からは、中国やロシアとの関係、また費用の問題から、米戦略兵器の韓国常時配備について早期に結論が出る可能性は低いとの見方が出ている。
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