北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射=(聯合ニュースTV)
北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は20日、「われわれの主体衛星は(韓国の)朴槿恵(パク・クネ)逆賊一味の妨害策動を跳ねつけ、空高く引き続き突き上がっていく」とする「国家宇宙開発局報道官談話」を発表した。朝鮮中央放送などが報じた。弾道ミサイル技術を用いた長距離ミサイル発射を続ける姿勢を示したものと受け止められる。 談話は、韓国が北朝鮮の「衛星」発射を長距離ミサイル発射実験と糾弾していることに対し「国際舞台でまで、われわれの衛星発射と宇宙の平和的利用の権利を悪らつにけなしている」と非難した。 また 「衛星の発射は自主権尊重と平等を基本原則とする国連憲章、宇宙の平和的利用を定めた宇宙条約をはじめとする国際法に完全に合致する、合法的で普遍的な権利の行使」だとも主張した。 今年は北朝鮮が推進する「国家宇宙開発5カ年計画」の最後の年に当たるため、年内に北朝鮮が再び長距離弾道ミサイルの発射実験を行う可能性が高いとされる。 北朝鮮は先月20日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が見守るなか、「静止衛星運搬ロケット用の新型エンジンの燃焼実験」に成功したと発表。さらなる「衛星」発射の可能性を示唆した。 北朝鮮は過去の国連安全保障理事会決議で弾道ミサイル技術を利用したあらゆる発射が禁じられており、同技術を用いた「衛星」発射もこれに該当する。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0