風に吹き飛ばされたコンテナが道路をふさいでいる=5日、西帰浦(聯合ニュース)
風に吹き飛ばされたコンテナが道路をふさいでいる=5日、西帰浦(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】強い台風18号が5日未明、韓国南部の済州島を通過し、各地に被害をもたらしている。 国民安全処が5日午前6時までにまとめた被害状況によると、済州市の工事現場でタワークレーンが倒れ、近隣の住民6世帯8人が避難した。市内を流れる漢川が午前4時ごろ氾濫し、西帰浦では停泊中だった漁船1隻が転覆した。 また、済州火力発電所の5基のうち2基が午前3時29分から5時26分まで稼働が止まり、2万4998世帯が停電した。まだ完全に復旧していない。 暴風雨により、済州市内の街路樹3本と電信柱1本が倒れ、看板などが吹き飛ばされた。一部の国道の通行が規制され、航空機は済州発の17便と、済州着の2便が欠航した。  同島西部の高山里では最大瞬間風速56.5メートルを観測。島の中央にある漢拏山では1時間に170ミリの降雨を記録した。 韓国南東部の釜山には台風警報が出された。午前7時半現在、最も多いところで1時間当たり67ミリの激しい雨が降っている。冠水したか冠水が予想される道路は通行が禁止された。 航空各社は午後1時まで、釜山の金海空港を利用する36便の欠航を決めた。釜山と対馬、福岡をそれぞれ結ぶ国際旅客船2隻と、南部を中心に国内旅客船77隻が運航を見合わせている。
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