【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は27日、今月初めに北朝鮮北東部で発生した水害被害について「実効性や透明性、国民世論などを総合的に踏まえ、現時点では支援を考えていない」との立場を示した。国会外交統一委員会による国政監査のために提出した資料で明らかにした。 統一部は「乳幼児や妊産婦らが人間的な生活を送れるよう、人道的な支援を推進する一方、具体的な時期や規模などは慎重に検討する」と説明した。 一方、対話と協力により信頼を構築していくという朴槿恵(パク・クネ)政権の対北朝鮮政策「朝鮮半島信頼プロセス」について、「平和的な(南北)統一を目指し、朝鮮半島信頼プロセスを一貫して進め、北の非核化と変化をもたらすことに注力する」として、「北の核・ミサイル挑発に対応し、国際社会とともに強力な制裁と圧迫を加える」と強調した。その上で、「北との対話、交流のためには非核化が優先されなければならないとの立場を堅持する」とした。 また、北朝鮮が朴大統領を名指しで非難する回数が5月は1日平均1.1回だったが、6月は2.4回、7月は7.6回、8月は8.8回、9月は10回に増えていると伝えた。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0