法務部と警察庁は「外国人身元確認システム」の運用を始めた(聯合ニュースTV提供)=(聯合ニュース)イメージ
法務部と警察庁は「外国人身元確認システム」の運用を始めた(聯合ニュースTV提供)=(聯合ニュース)イメージ
【ソウル聯合ニュース】韓国法務部と警察庁は26日、「外国人身元確認システム」を構築し21日から運用に入ったと明らかにした。韓国では外国人の身元情報を法務部が管理しているが、同システムにより警察が短期滞在(90日未満)を含む全ての外国人の指紋情報を法務部のデータベースで照会できるようになった。 これまでは警察が外国人容疑者や外国人と推定される指紋の身元を確認するため法務部に公文書を送り、返信をもらう方式だった。そのため相当な時間がかかり、凶悪事件などの捜査が円滑に進まないことがあった。 両機関は2012年から外国人の指紋情報共同活用策を議論してきた。その結果、14年5月から長期滞在外国人(90日以上)の指紋情報を共有し、21日からは対象が全ての外国人に広がった。今後は、警察が現場で外国人容疑者を調べ、リアルタイムで指紋を照合して身元を確認できる。 外国人と推定される人物の指紋や変死体の身元などを迅速に確認できるため、外国人関連犯罪の手がかりの確保や未解決事件の捜査に役立つと期待される。
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