会談する韓英外相(外交部提供)=21日、ソウル(聯合ニュース)
会談する韓英外相(外交部提供)=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国連総会に出席するため米ニューヨークを訪問している韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が20日(米東部時間)、英国とボリビア、ドイツの外相とそれぞれ会談し、北朝鮮核問題での協調を呼びかけた。 外交部によると、尹氏は英国のジョンソン外相との会談で、北朝鮮の5回目核実験は内容や実施周期の面で過去とは次元の異なる重大な挑発だと強調した。ジョンソン氏は、国連安全保障理事会がこれに関する決議を採択するよう、英国が安保理常任理事国として積極的な役割を果たすと応じた。 また、両氏は英国の欧州連合(EU)離脱決定後の両国関係について、引き続き「包括的、創造的なパートナー関係」を発展させていくことを確認。外交と経済、金融、創造産業の4分野でハイレベル協議の枠組みを生かし協力を強化することでも一致した。 外交部は、尹氏がボリビアのチョケワンカ外相との会談でも、北朝鮮核問題に対する国際社会の協調努力などに関し踏みこんで意見を交わしたと伝えた。チョケワンカ氏は人類の平和と安定を脅かす北朝鮮の核実験に反対する姿勢を示し、尹氏は北朝鮮核問題の解決に向けボリビア政府の持続的な協調と支持を求めた。 ボリビアは北朝鮮が年初に実施した4回目核実験を受け、初めて北朝鮮を非難する報道資料を発表。5回目核実験を非難する声明も出している。  尹氏はドイツのシュタインマイヤー外相とも会談し、北朝鮮の5回目核実験への対応や韓独間の協力強化策などを話し合った。外交部によると、シュタインマイヤー氏はEUとして北朝鮮に対する強力な制裁、圧力などの措置が実効的になされるよう必要な役割を果たす考えを伝えた。
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