エンジン燃焼実験を見守る金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(右)=20日、ソウル(労働新聞=聯合ニュース)
エンジン燃焼実験を見守る金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(右)=20日、ソウル(労働新聞=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の宣南国(ソン・ナムグク)副報道官は20日の定例会見で、北朝鮮が新型の静止衛星運搬ロケット用エンジンの燃焼実験を実施したと発表したことについて、「関連動向を鋭意注視している」として、「挑発を行えば行うほど、孤立が加速化し、国際社会の糾弾と非難が続けられる」と述べた。 北朝鮮メディアは同日、「わが国で初めて開発した新型の静止衛星運搬ロケット用大出力エンジンの地上噴出試験に大成功した」と報じた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が黄海の衛星発射場を視察したという。9日に5回目の核実験を実施した後、初の軍事視察となる。 宣副報道官は「政府は北が意味のある非核化対話に復帰することだけが唯一な出口であることに気付き、変化の道を選るしかない環境を整うために努力している」と強調した。 韓国軍は北朝鮮が長距離ミサイルに搭載できる高出力新型エンジンの性能試験を行ったと分析。専門家らは北朝鮮が長距離ミサイル発射実験を予告したとの見方を示している。
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