今年1月に韓国に展開されたB52(資料写真)=(聯合ニュース)
今年1月に韓国に展開されたB52(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米領グアムに配備されている米軍の戦略爆撃機B52が、今週中に韓国へ出動するようだ。在韓米軍の事情に詳しい消息筋が20日、伝えた。 今月9日に5回目の核実験を実施した北朝鮮をけん制するため、13日には米軍のB1B戦略爆撃機2機がソウル郊外の烏山空軍基地上空を低空飛行した。今回出動するB52は同基地に着陸するとされる。 B52は今年1月の北朝鮮による4回目核実験の直後にも韓国に飛来したが、着陸するのは初めて。北朝鮮の核・ミサイル脅威に対し、米国の「核の傘」を含む拡大抑止への意思をアピールする狙いがあるようだ。 消息筋によると、韓米軍当局は2機のB52を烏山空軍基地に着陸させることを最終検討中とされる。早ければ21日にも韓国に展開されると伝えられた。数日ほど同基地にとどまる可能性も指摘される。 B52は全長48メートル、全幅56.4メートルで最大航続距離は1万6000キロに達する。最大で31トンの爆弾を搭載し、6400キロ以上を飛行して爆撃を加え、戻ってくることのできる長距離爆撃機で、単独での任務遂行が可能。核弾頭も搭載できる。 米軍はB52に続き、来月初めにも戦略兵器を展開し、北朝鮮に一層の圧力をかける計画だ。来月半ばに黄海と南部・済州島沖で実施される韓米合同の空母打撃群演習には米原子力空母ロナルド・レーガンが参加するとされる。 在韓米軍のブルックス司令官は13日、展開したB1Bは「米韓同盟の軍事力の一部」だとし「米国は同盟国防衛に向け不変の意思を持っており、これを達成するため段階的に作戦を遂行していく」と強調。北朝鮮をけん制した。
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