辛格浩氏(資料写真)=(聯合ニュース)
辛格浩氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国ロッテグループの裏金疑惑を捜査しているソウル中央地検は7日、グループの創業者・辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏(93)の執務室があるソウル市内のロッテホテルに捜査チームを派遣し、同氏の健康状態を確認した。当初、同日午前に地検で事情聴取を行う予定だったが、辛氏側が健康状態に問題があり出頭は難しいとして、訪問調査を要請していた。 地検は辛氏が正常に聴取を受けられる状態かどうかなどを確認したとされる。この日の面談の内容を踏まえ、今週中にも同氏の聴取の時期や方法などを決める方針だ。 辛氏は2006年、他人名義で保有していたロッテホールディングス(HD、本社・東京)の株式を事実婚関係にあるソ・ミギョン氏と娘の辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテ奨学財団理事長に贈与した際、約6000億ウォン(約556億円)を脱税した疑いが持たれている。また、ソ氏が運営するロッテシネマ内の店舗などへの発注をめぐり、グループ企業に780億ウォンの損失を負わせた疑いもある。 一方、地検は一連の不正に何らかの形で関与しているとされる辛氏の次男、辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長を秋夕(中秋節、9月15日)連休の直後に出頭させ、聴取する方針を固めた。
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