宋氏らが宿泊したイタリア・ローマのホテルを公開する金議員=29日、ソウル(聯合ニュース)
宋氏らが宿泊したイタリア・ローマのホテルを公開する金議員=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の造船大手、大宇造船海洋の不正疑惑をめぐり、同社が提供した超豪華な海外出張をしたとの疑惑を受けている韓国大手紙、朝鮮日報の宋熙永(ソン・ヒヨン)主筆(62)が29日、主筆職を辞任した。 宋氏は同日、「検察の大宇造船海洋の捜査過程で私と関連した各種の疑惑が出ており、こうした状況で朝鮮日報の主筆職を正常に遂行できないと判断した」とのコメントを出した。その上で、「さまざまな疑惑については機会があれば事実が明らかになると思う」とした。 韓国の与党セヌリ党の金鎭台(キム・ジンテ)国会議員は26日、記者会見を行い、大宇造船海洋が2011年9月、政界の有力者らに南相兌(ナム・サンテ)社長(当時)の再任を要請した窓口とされる広報代理店の代表と有力メディアの論説主幹を「豪華チャーター機」に乗せ、欧州に外遊させたことを確認したと暴露。29日は宋氏の名前を公表し、当時の日程はギリシャやイタリア・ベニス、英国・ロンドンなど、観光地が中心となっていたと説明した。超豪華ヨットやゴルフ観光などを楽しみ、同社が提供したファーストクラスの欧州往復券も受け取ったと主張した。 これに対し、朝鮮日報側は宋氏が大宇造船海洋の招待を受け、イタリアやギリシャなどに出張したのは事実として、「取材のための公式招待による出張だった」としていた。
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