【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、青瓦台(大統領府)で世界知的所有権機関(WIPO)のフランシス・ガリ事務局長と面談し、「創造経済」(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長エンジンを生み出す経済政策)を新しい枠組みとして推進しているとした上で、「独創的なアイデアが起業や雇用創出につながるよう、知識財産の保護を通じた創造経済の体系を構築している」と話した。 その具体的な方策として、全国17カ所に創造経済革新センターを構築し、アイデアの事業化を支援する一方、知的所有権の価値を評価し、これを基に金融機関による資金支援や投資などを受けられるようにしていると紹介した。 ガリ氏は朴大統領に対し、「知的所有権を基に経済発展を成し遂げた韓国の経験は世界の全ての開発途上国が見習うべき模範事例」と評価した。 また「特に北米や欧州などが主導する映画、音楽、ドラマなどのクリエーティブコンテンツ分野で韓国だけが唯一、著しい成功を見せている」と指摘。その上で、「この分野で韓国が見せるリーダーシップは非常にすばらしい成果」と強調した。 朴大統領は「今後も国際知的所有権制度の発展のためにWIPOとの協力をさらに強化していくことができるよう希望する」と伝えた。ガリ氏は「国際知的所有権の分野で韓国が主導的な役割を果たすことを支持する」と話した。
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