スロバキア工場の生産ラインを見て回る鄭会長(現代自動車グループ提供)=4日、ソウル(聯合ニュース)
スロバキア工場の生産ラインを見て回る鄭会長(現代自動車グループ提供)=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は3日(現地時間)、スロバキア・ジリナ市にある起亜自動車の工場を訪問し、「これまで海外市場の開拓を通じて現代・起亜が成長を続けてきたように、今後も海外販売を軸に不確実性を克服する契機にしよう」と話した。 鄭会長は前日にはロシアを訪問し、同地の工場を視察するなど、1日1カ国のペースで強行軍での視察を続けている。 起亜のスロバキア工場は現地モデルの小型多目的車(MPV)や中型ハッチバックをはじめ、昨年11月からは小型スポーツ多目的車(SUV)「スポーテージ」のニューモデルを生産している。 同工場では今年1~6月に前年同期比5%増となる約17万8000台を生産。年末までに33万5000台以上を生産する予定だ。 鄭会長は「現代自動車グループがここまで成長したのは、海外事業を成功させたことが基盤になった」とした上で、「今後も海外事業の収益を高め、研究開発やブランド力の向上など未来における競争力を高めるために積極的に活用し、それを会社全体が成長を続けるための原動力にしなければならない」と話した。 鄭会長がロシアや欧州などを相次いで訪問し、現地を視察しているのは、英国の欧州連合(EU)離脱などにより、急激に変化している欧州の自動車市場の重要性が高いと評価しているためと同グループは説明した。 鄭会長は4日(現地時間)にはチェコに移動し、現代の工場を視察する予定だ。
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