北京に到着した崔氏(手前左)=30日、北京(聯合ニュース)
北京に到着した崔氏(手前左)=30日、北京(聯合ニュース)
【ローマ聯合ニュース】イタリアを訪問している韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は31日(日本時間)、北朝鮮の崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長が中国に滞在していることについて、大きな意味はないとの見解を示した。 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の側近として知られる崔氏は30日、リオデジャネイロ五輪の開会式に出席するため、経由地の中国・北京に入った。 尹長官は「(崔氏の)今回の北京訪問はブラジルに向かうために単純に経由する側面が大きいとみられる。最近、ラオスで中朝外相会談を行っており、(今回の訪問に)特別な意味を持たせる必要はない」と述べた。 崔氏の訪中は、南シナ海問題や米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備などで北東アジアの情勢が急変する中で行われたもので、中朝高官会談開催の行方などに注目が集まる。
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