韓国経済(イメージ)=(聯合ニュースTV)
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【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が26日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.7%増加した。1~3月期(0.5%増)の伸びに比べると0.2ポイント拡大したものの、昨年10~12月期(0.7%増)から3四半期連続で0%台成長にとどまった。低成長の長期化に対する懸念が現実のものになろうとしている。 前年同期比の成長率は3.2%と集計された。 4~6月期の前期比成長率が小幅ながら前期を上回ったのは、建設投資が増勢を維持し、民間消費や設備投資、輸出などがプラスに転じたためと分析される。 建設投資は住宅建設を中心に2.9%増加した。しかし、伸び率は前期(6.8%増)の半分にも満たなかった。 設備投資は前期(7.4%減)にマイナスだったが、4~6月期は2.9%のプラスとなった。 民間消費も前期(0.2%減)はマイナスで消費の冷え込みに対する懸念が高まったが、4~6月期は0.9%の増加に転じた。韓国銀行は耐久財と衣料などの準耐久財を中心に消費が増えたと説明した。 知的財産生産物投資はソフトウエア投資を中心に1.1%伸びた。 輸出は半導体や石油・化学製品などが増え、0.9%増加。輸入も原油や自動車などを中心に1.9%増加した。 業種別には農林漁業が6.1%減少した一方で、製造業は自動車や化学製品などが伸び1.3%増加した。サービス業は0.5%増加と集計された。 ただ、輸出から輸入を差し引いた純輸出の成長寄与度は0.3%ポイント減と再びマイナスとなった。 4~6月期の実質国内総所得(GDI)は0.4%減少した。2011年1~3月期以来、ほぼ5年ぶりにマイナスに転じた。3.0%増と高水準だった前期の反動に加え、原油価格の反転で一部の輸入品が値上がりした影響が大きいと、韓国銀行は説明した。
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