ストライキの様子(資料写真)=(聯合ニュース)
ストライキの様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】経営難に陥っている韓国の造船企業が進める構造調整に反対し、労組側はストライキを実施している。だが、各社のストは組合員の協力を得られず盛り上がりに欠ける。 7月末から現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業の造船大手3社が夏の休暇シーズンに入るため、構造調整をめぐる労使の対立はひとまず落ち着く見込みだ。 3社を含む計8社が加盟する造船業種労働組合連帯は今月13日、記者会見を行い20日に約3万人が参加して構造調整に反対するストを実施すると発表した。しかし、当日ストに参加した組合員数は予定を大幅に下回った。現代重工業のスト参加者の割合は約1万5400人のうち10%にすぎなかった。 ストに参加すればその分の賃金が支払われないためだ。 サムスン重工業でも約1万4000人の組合員のうちストに参加したのは約200人だったという。 造船業界の関係者は「会社が生きるか死ぬかの瀬戸際にいることを労働者も十分分かっているためストは盛り上がっていない。休暇シーズンが終わったら、労使が造船業の危機を克服するため力を合わせなければならない」と話した。
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