【ソウル聯合ニュース】11日の韓国株式市場で、サムスン電子の株価が一時150万ウォン(約13万3000円)で取引された。同社の株価が取引中に150万ウォン台に達したのは昨年3月19日(151万ウォン)以来となる。終値は前営業日比1.99%上昇の148万9000ウォンだった。 取引中だったとはいえ株価が150万ウォン台に回復したことで、過去最高値更新への期待も出ている。サムスン電子株の最高値(終値ベース)は2013年1月2日の157万6000ウォン。最近は外国人による買い注文が続いている。同社が市場の期待をはるかに上回る4~6月期決算(速報値)を発表したためとみられる。 サムスン電子は7日、4~6月期の営業利益が8兆1000億ウォン(約7058億円)に上る見通しだと発表した。2014年1~3月期(8兆4900億ウォン)以来、9四半期ぶりに8兆ウォン台を達成することになる。 下半期(7~12月)のサムスン電子の業績改善と肯定的な株価の流れを予想する専門家も多い。 LIG投資証券のシン・ヒョンジュン研究員は「半導体、ディスプレーの利益改善などで下半期の営業利益は既存の推定値を上回る可能性がある」との見通しを示した。 韓国投資証券のユ・ジョンウ研究員は「IM(ITモバイル)部門の業績が季節的要因で悪化しても半導体、ディスプレー部門の業績改善で挽回する。前年同期に比べ利益が増加する傾向が続き株価を引き上げるだろう」と予想した。
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