【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は26日、ソウル郊外の軍用空港から中国に向けて出発した。30日まで中国に滞在し、習近平国家主席や李克強首相と会談する。 黄首相は27日まで、天津で開かれる世界経済フォーラム主催の夏季ダボス会議に出席。「第4次産業革命と韓国の対応」をテーマに行われる特別セッションに参加し、韓国政府の政策を紹介する。 27日午後には北京に移動する。黄首相は北京で習主席と会談し、北朝鮮が22日に中距離弾道ミサイル「ムスダン」(北朝鮮名:「火星10」)を発射したことへの対応策や北朝鮮核問題について話し合う。黄海での中国漁船の違法操業問題についても意見交換が行われる見通しだ。29日までの北京滞在中には李首相とも会談する。 29日から30日にかけては遼寧省・瀋陽を訪れる。遼寧省は北朝鮮と国境を接する東北3省の一つ。朝鮮族(韓国系中国人)が密集して暮らす地域で、不法滞在など韓国内での朝鮮族問題や対北朝鮮関係により韓国の首脳級要人は訪問したことがない。 黄首相は瀋陽で東北3省の企業関係者らと懇談するほか、遼寧省トップの党委員会書記と会談し、交流・協力拡大などについて議論する。
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