記者会見で朝鮮戦争中のことについて語るバーンスタイン氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見で朝鮮戦争中のことについて語るバーンスタイン氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国家報勲処の招きにより朝鮮戦争参戦者として来韓している米国人ピアニストのシーモア・バーンスタイン氏が24日、ソウル市内のホテルで記者会見を開き「招待されれば北朝鮮に行って金正恩(キム・ジョンウン、朝鮮労働党委員長)氏にピアノを教えたい」と話した。バスケットボール好きで知られる金委員長について「音楽を学ぶべきでピアノのレッスンを受けてくれればと思う」と強調した。 バーンスタイン氏は1951年4月から1年半の間、米兵として朝鮮戦争に参戦した。仁川港に到着した4月24日は自身の23歳の誕生日だったとしながら、「韓国は第2の故郷だ」と語った。 最前線で100回を超える公演を行い、戦争の恐怖に苦しむ軍人に癒やしと勇気を与えた。いつ戦闘が起こるか分からないため、ピアノのすぐそばに小銃が置かれていたという。 今年4月にはバーンスタイン氏を取り上げたドキュメンタリー映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」が韓国で公開された。 国家報勲処はバーンスタイン氏をはじめ朝鮮戦争に参戦した米国人や在外同胞、その家族、約70人を招き感謝の意を伝える行事を開催している。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0