<女子バスケ>韓国人祖母もつ米国出身チェルシー・リー、「提出資料は操作されたもの」=韓国検察(提供:news1)
<女子バスケ>韓国人祖母もつ米国出身チェルシー・リー、「提出資料は操作されたもの」=韓国検察(提供:news1)
大韓体育会特別帰化推進対象だったバスケットボール選手のチェルシー・リー(27、富川KEBハナ銀行)が韓国系であることを証明するために提出していた各種書類が操作されたものだとわかった。

 ソウル中央地検はチェルシー・リーが偽造された証明書をKEBハナ銀行バスケットボール団に提出したことが確認されたと15日、明らかにした。

 チェルシー・リーは昨年5月と10月、KEBハナ銀行バスケットボール団に自分と父親の出生証明書や祖母イ某氏の死亡証明書など、文書3件を提出した。

 しかし3件中、チェルシー・リーの出生証明書と父親の出生証明書など2件が偽造されたという検察調査結果が出た。

 検察が駐韓米国大使館に確認した結果、チェルシー・リーの出生証明書に記載された発行日に、文書が発行された事実はないと調査された。書類に記載されたシリアル番号は出生証明書ではなく、死亡証明書に使用される番号だった。

 また、父親は最初から実在の人物ではないと把握された。

 検察は現在米国にいるチェルシー・リーとエージェント、ハナ銀行側のエージェントなど3人に召還要求したが、応じていない。

 これにより実際の文書偽造者が誰なのか、チェルシー・リーおよびエージェントが文書偽造を認識していたのかどうかなど確認のため、米国に陳述聴取刑事司法協力を要請した。

 検察は、米国からの回答が来るまで同事件を起訴中止とした。捜査を依頼した法務部は、国籍課にも偽造事実を通報した。

 検察は、バスケットボール団の関係者が文書操作を共謀したり、知っていて黙認していた可能性を視野に入れて調査したが、明確な疑わしい点を見つけることはできなかった。

 同件について検察関係者は「チェルシー・リーは韓国系の選手ではない可能性が大きい」と述べた。

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