捜査結果を発表する個人情報犯罪政府合同捜査団長=31日、ソウル(聯合ニュース)
捜査結果を発表する個人情報犯罪政府合同捜査団長=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の個人情報犯罪政府合同捜査団は31日、北朝鮮のハッキング組織が韓国の金融情報セキュリティー会社のパソコンをハッキングして電子証明書を盗み、「コード署名」を偽造して不正プログラムを作り流布した事実が確認されたと発表した。 コード署名はコンピューターにプログラムをインストールする前に、プログラムが信頼できるものかどうかを確認するために使われる。 今年2月にあるITセキュリティー会社が金融情報セキュリティー会社のコード署名が付いた不正プログラムを発見したのをきっかけに捜査を進めた合同捜査団は、関連資料を詳細に分析したほか関係者などからの聴き取りを行い、不正プログラムの流布ルートを確認したという。 捜査の結果、北朝鮮のハッキング組織は昨年11月ごろに金融情報セキュリティー会社のサーバーをハッキングし、内部資料を盗むため不正プログラムを仕掛けたことが分かった。 合同捜査団は昨年11月末から今年1月末の間に北朝鮮のIPアドレス(ネット上の住所)が同社のサーバーに26回にわたりアクセスしたことを踏まえ、北朝鮮ハッキング組織の仕業だと判断した。 捜査団関係者は「大手銀行などのセキュリティーを担当するこの企業が作成したプログラムを装い流布することで、国内の主要電算網をまひさせ社会的な混乱を起こそうとしたサイバーテロとみられる」と説明した。 
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