韓国、来年から2階以上の新築建物に「耐震設計」義務化へ

韓国にて、「耐震設計」対象の建物が現況の3階以上から2階以上へと拡大される。地震発生時、人命被害の可能性が高いガラス、照明器具、エレベーターなど構造体に対する耐震設計基準も新たに設けられることがわかった。

　さらに、幼稚園や小・中・高校の生徒に避難訓練や災難教育支援のため「学校安全管理者制度」が新設される。

　韓国政府は27日、黄教安（ファン・ギョアン）首相らが出席して開かれた「第9回国民安全民官合同会議」で、このような内容の地震防災改善対策を確定したと明らかにした。

　また政府は、韓国国内のみならず、国外での地震発生時、震度4以上が感知された地域住民に対し、地震発生状況と事後的行動要領などを含んだ緊急災難メールを提供する方針だ。