聯合ニュース主催の朝鮮半島統一シンポ　あすソウルで開催

【ソウル聯合ニュース】韓国の国家基幹ニュース通信社、聯合ニュースが２７日にソウルで、北朝鮮核問題の解決と朝鮮半島統一に向けた方策を模索する「２０１６朝鮮半島統一シンポジウム」を大統領直属の統一準備委員会と共催する。　「北朝鮮核問題と朝鮮半島統一」をテーマに、韓国の著名な専門家や有識者が朝鮮半島統一に向けた多角的な方策を話し合う。　黄教安（ファン・ギョアン）首相、与党セヌリ党の鄭鎮碩（チョン・ジンソク）院内代表、最大野党、共に民主党の金鍾仁（キム・ジョンイン）非常対策委員会代表、国民の党の安哲秀（アン・チョルス）常任共同代表ら、政府、政界関係者も出席する。　シンポジウムは統一部の洪容杓（ホン・ヨンピョ）長官の基調演説で始まり、「北朝鮮核問題と朝鮮半島情勢の診断」「北朝鮮経済の実態と統一政策の推進方向」「北朝鮮の核と朝鮮半島の統一」の３セッションで構成される。第３セッションはパネルディスカッション形式で行われる。　高麗大北朝鮮学科の南成旭（ナム・ソンウク）教授は、先ごろ朝鮮労働党大会を開催した北朝鮮の「金正恩（キム・ジョンウン）体制」の権力基盤について深く分析し、展望を示す。　民間シンクタンク、峨山政策研究院の崔剛（チェ・ガン）副院長は北朝鮮核問題の新たな解決策を検討する。　北朝鮮核問題をめぐる６カ国協議の韓国次席代表を務める外交部の金健（キム・ゴン）北核外交企画団長は、北朝鮮核問題の解決に向けた政府の取り組みと今後の方向性ついて発表する予定だ。　政府系シンクタンク、韓国開発研究院（ＫＤＩ）の李碩（イ・ソク）研究委員は、国際社会の制裁が北朝鮮経済に及ぼす影響について分析し、ＩＢＫ経済研究所のチョ・ボンヒョン首席研究委員は、北朝鮮の市場化の実態と改革・開放の可能性について発表を行う。　統一部の千海成（チョン・ヘソン）統一政策室長は南北関係の見通しと統一政策の推進方向をテーマに発表する。　最後のセッションは、国会外交統一委員会の羅卿ウォン（ナ・ギョンウォン）委員長の基調発表に続き、外交部国立外交院の尹徳敏（ユン・ドクミン）院長、統一研究院の崔鎮旭（チェ・ジンウク）院長、国家安保戦略研究院の劉性玉（ユ・ソンオク）院長によるパネルディスカッションが行われる。 　会場はウェスティン朝鮮ホテル（ソウル市中区）。当日参加の申し込みは２７日正午から会場入り口の案内デスクで受け付ける。 hjc@yna.co.kr