【ソウル聯合ニュース】北朝鮮による今年初めの4回目核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を受けて国連の安全保障理事会が3月初めに採択した制裁決議に関連し、国連加盟国のうちモナコが最初に履行報告書を提出したことが25日、分かった。履行報告書の提出期限は約1週間後に迫っている。 安保理の北朝鮮制裁委員会によると、モナコは決議採択から90日以内に提出することになっている履行報告書を先ごろ提出した。ただ、具体的な内容は公開されていない。報告書を国連の公用語に翻訳する作業に時間がかかるためとされる。 国連加盟国は決議の履行に向け国内で取った措置とその履行状況、今後の計画などを報告書に盛り込むことになっている。 制裁決議は3月2日(米東部時間)に採択されたため、単純に計算すると今月末が報告書の提出期限となるが、韓国政府が確認したところ、安保理は来月2日を期限としている。 韓国政府も近く報告書を提出する予定だ。 国連加盟国による報告書の提出は、北朝鮮制裁への意志を把握する上で最初の段階といえる。 過去の例から、主要国のうち報告書の提出が遅れる国が出る可能性も排除できないが、今回は北朝鮮への制裁で鍵を握る中国とロシアが履行の意向を表明している。このため、中ロを含め韓国、米国、日本、欧州連合(EU)の加盟国など主な関係当事国が制裁履行に対し積極的な姿勢を示すとみられる。 hjc@yna.co.kr
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