【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮と米国が今月末にスウェーデンのストックホルムで、民間レベルで接触することが24日(米東部時間)、ワシントンの複数の消息筋の話で分かった。 北朝鮮外務省の米国担当者と元米国務省高官が、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)で29日ごろに2日間の日程で開かれるセミナーに出席する予定だ。 北朝鮮からは米国通として知られる外務省米州局の韓成烈(ハン・ソンリョル)局長とチェ・ソンヒ副局長が出席すると予想される。ただ、李容浩(リ・ヨンホ)外相の就任に伴う人事の関係で変更の可能性もあり得る。米国からはクリントン政権で国務次官を務めたトマス・ピカリング氏と、ジョージ・W・ブッシュ政権で東アジア太平洋担当の国務副次官補だったエバンス・リビア氏らが出席するとの観測が出ている。  米国では大統領選に向けた党の候補者選びが進んでおり、新たな政権の北朝鮮政策も注目される。しかし、今回の米朝接触に政策的な含みを持たせるのは難しいというのが大方の見方だ。外交筋は「米政府の当局者が出席しないため、オバマ政権の政策に影響を与えるような接触とは見なし難い」とする。また、大統領選の関係者も出席しない。 一方、北朝鮮がこれを機に、米朝平和協定締結の協議を提案したり、米大統領選の党候補者選びの段階で言及のあった問題に対し北朝鮮の立場を積極的に伝えたりする可能性はありそうだ。mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0