【ソウル聯合ニュース】韓国の化粧品メーカーが中国で急成長を遂げている。ODM(相手先ブランドによる設計・生産)やOEM(相手先ブランドによる生産)で市場を攻略している。 化粧品ODM会社のコスマックスは2004年に中国に進出後、昨年まで11年連続で年間売上高が40%以上増加した。 同社中国法人の昨年の売上高は2152億ウォン(約200億円)に上る。今年1~3月期の売上高は570億ウォンで前年同期比32.3%増加した。現地の取引先は老舗化粧品メーカーの百雀羚など150社を超える。 コスマックスの中国工場の生産能力は年間2億個だが、今年8月に上海第2工場が完成すれば5億5000万個になる。 後発企業の韓国コルマーも中国での売り上げが急速に伸びている。中国法人の年間売上高は12年が79億ウォン、13年が179億ウォン、14年が279億ウォン、昨年が370億ウォンと毎年50%以上の成長を続けた。 北京市に第1工場があるほか、江蘇省無錫市に第2工場を建設中だ。年間生産能力は第1工場が1億2000万個、第2工場は4億個。 コスメティックブランドのTONYMOLY(トニーモリー)も子会社のメガコスを通じODM事業に参入した。 来年、浙江省平湖市にOEM・ODM専門工場が完成する予定だ。年産能力は5億個で、製品の企画から生産、流通までの全てを請け負う。 韓国化粧品メーカーが中国市場に素早く定着できたのは、中国製ブランドが十分活性化されていない上、韓国メーカーの技術力に対する信頼が高いためだ。 これらメーカーは中国の経済成長率が高く、生活消費財市場が急速に拡大している点を挙げ、中国市場の見通しが明るいと予想する。 hjc@yna.co.kr
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