Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
テヘランで韓国製品展示会 輸出には課題も多く
【テヘラン聯合ニュース】イランの首都テヘランの国際展示場で23日(現地時間)、韓国製品の展示会が開幕した。新市場として注目されるイランへの進出を図る電力用資機材や機械、部品素材、自動車部品、造船、化学などさまざまな分野の韓国企業81社が参加している。25日まで。 韓国産業通商資源部と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が主催した。政府がイランでこうした大規模な展示会を開くのは初めて。 韓国との取引を希望するイランの輸入業者が多数来場し、韓国企業と商談した。韓国製品に対する評価もおおむね高い。 エネルギーエンジニアリング会社の代表は「韓国製は質が良く、事業パートナーとして安定している。取引先を見つけようと初日から展示会に来た」と話した。バス運輸業者は「韓国はイランと縁を結んで長く、事業に誠実に臨む国と聞いている。標準化した良質の製品を供給できるところは韓国だ」と評価した。 しかし、韓国企業側は実際に輸出につなげるのは容易でないとみている。イランに電機部品を輸出しようとする企業は「世界中が注目する市場で、競争はたやすくないだろう。韓国製品に対する信頼性は高いが、中国製と価格を比較するバイヤーが多い」と述べた。 欧米による制裁の解除後もイランとの銀行取引は制限されており、輸出代金の決済が課題に挙げられる。また、自動車部品を出展した韓国企業は「イラン側が望むのは投資と合弁、技術移転だ」と指摘した。 イランは現在、自国産業の保護に努めている。高い失業率を改善するため、特に製造業を守る方向に政策の焦点を合わせている。イラン貿易振興庁のアジア担当局長は「イランは消費者でなく生産者になろうとしている」と述べた。技術力を持つ韓国と組み、中央アジアや中東、欧州向け輸出を活性化させたい考えだ。mgk1202@yna.co.kr