【ソウル聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪・パラリンピック組織委員会の委員長に新たに就任した李熙範(イ・ヒボム)元産業資源部(現産業通商資源部)長官が20日、ソウル・韓国プレスセンターで記者懇談会を開き、「平昌五輪が歴史に長く残る大会になるよう全力を尽くす」と述べた。 李氏は五輪開幕まで630日になったことについて、「残された時間は多くないが、遅すぎることもない」とした上で、「五輪を成功させるため残りの期間で最善を尽くす」と強調した。また「可能な範囲内で予算を削減して経済的な五輪にするよう努力する」との意向を示した。 懇談会には国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のリンドベリ委員長も出席し、李氏の就任を祝った。平昌五輪の準備については、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前委員長の時から多くの成果があり、進展していると評価。李氏については、2日間にわたり対話し、良いリーダーになるという確信を持ったと伝えた。 組織委のトップが交代したことに対し懸念の声が上がっていることに関して、李氏は「就任してすぐ、16日から17日にかけて平昌、江陵、旌善を訪問し、競技場の建設状況を視察した」とした上で、「施設の建設には支障がない。メディアなどでどのようなことが懸念されているのかよく分かっている。そういう部分はうまく補完する」と述べた。 スポンサー企業のさらなる獲得については、「率直に言えば現金だけでなく人材も不足している」とした上で、予算が足りないのは事実だが国内の現実も考慮しなければならないため、財政計画を立てていると説明した。また年末までにスポンサーの確保を目標の90%程度まで進めるとの意向を示した。 yugiri@yna.co.kr
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0