【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は12日の定例会見で、北朝鮮は5回目の核実験をいつでも行える状態にあるという認識に変化はないとした上で、「(核実験場がある)豊渓里地域も準備は完了した状態であり、(韓米軍当局は)監視を続けている」と述べた。 韓国軍当局によると、北東部にある豊渓里の核実験場周辺では、これまでと同様に人や車両の動きが捉えられているという。 一方、文報道官は、北朝鮮が6~9日に開催した朝鮮労働党大会で金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が南北軍事会談の必要性に言及したことについて、「現時点では対話する条件と環境が整っていない」と指摘。その上で、「(非核化が先という)これまでの立場に変化はない」と強調した。 また、中国が反対している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備問題については、「韓米間で協議を進めている」とした上で、THAAD配備の軍事的な位置づけを正確に判断して措置をとると説明した。 yugiri@yna.co.kr
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