【東京聯合ニュース】北朝鮮の第7回朝鮮労働党大会で9日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が新たなポストの「党委員長」に就任した。NHKや共同通信、AP通信などが伝えた。 北朝鮮は一部の外国メディアに対し、党大会会場の「4・25文化会館」での取材を許可し、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が金第1書記の党委員長就任を発表した。 NHKによると、党政治局常務委員に朴奉珠(パク・ボンジュ)首相と崔竜海(チェ・リョンヘ)党書記が新たに選ばれた。同委員は金第1書記、金永南氏、黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長を合わせ5人となった。  NHKは金第1書記の党委員長就任について、 祖父の故金日成(キム・イルソン)主席にならう形で党を重視する姿勢を明確にする狙いがあると報じた。 金第1書記は2011年に金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後、軍最高司令官に任命された。翌年、第1書記に推挙されたのに続き、今回は党委員長に就任したことで、党と軍での絶対的な地位確立の作業を完了した。金主席は一時、党中央委員会委員長(1966年廃止)に就いていた。 また、党中央委員会は同日、政治局委員19人、政治局候補委員9人を選出した。金第1書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は同委員に選出されなかった。 共同通信は、党中央委員会が政務局を新設したが、書記局は人事に関する発表がなかったことから廃止された可能性があると報じた。また、党大会で採択された大会決定書に金第1書記を「決死擁護」すると忠誠を誓う内容や、北朝鮮を「東方の核大国として輝かせていく」との内容が含まれていると伝えた。 党大会の開催に合わせ100人以上の外国メディア関係者を招いた北朝鮮は大会4日目の同日、初めて30人ほどの取材陣を会場に入場させ、取材を許可した。 hjc@yna.co.kr
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