【釜山聯合ニュース】韓国南部、釜山市で朝鮮通信使祭りと釜山国際演劇祭が6日、開幕した。朝鮮通信使は朝鮮王朝時代に日本に朝鮮の文化を伝えた外交使節団で、韓日友好の象徴とされる。 通信使祭りは日本の江戸時代の朝鮮通信使(1607年~1811年)の様子を再現し、韓日交流の促進につなげようと2002年から開催されている。  今年は「記憶し、つなぎ、伝える」をテーマに8日まで市内の竜頭山公園や光復路一帯で開催される。期間中は同公園に朝鮮通信使体験館や映像館、3Dフォトゾーンなども設置される。 6日午後3時から午後6時まで、祭りの始まりを知らせる伝統公演が披露される。 メーンイベントのパレード「朝鮮通信使の平和の行列」(7日午後)には日本の市民や多文化家庭(国際結婚、移民者の家庭)など国内外の文化芸術団体や市民団体から約1700人が参加する。 今年は初めて北九州市から華やかな装飾が特徴の「山笠」が参加するほか、韓国・安東の「車戦ノリ」も披露される。 パレードに続き、朝鮮通信使の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産登録を目指して開く特別プログラム「ソウル」(疎通と調和)が同公園の特設ステージで行われる。 一方、6日から15日まで開かれる釜山国際演劇祭は市内の複数の劇場で「近代作家展」をテーマに、6カ国から招待された63作品が上演される。 今年は韓国とフランスの国交樹立130年を記念し「フランスウイーク」プログラムを設け、フランスの劇団の作品も披露される。 5日から4連休が始まったことに加え、6日は全国の高速道路が無料となるため、釜山市内は多くの人出でにぎわうと予想される。 sjp@yna.co.kr
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