【ワシントン聯合ニュース】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は5日(米東部時間)、米ニューヨークの国連本部で先月、北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相と立ち話をしたことについて「非常に短い時間だったので実質的に重要な話はできなかった」と述べた。 同日、国際会議に出席するため訪れたワシントンで記者団の質問に答えた。 潘事務総長は先月22日、地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」の署名式が行われた国連本部で李外相とあいさつを交わした。 潘事務総長は李外相の署名式出席をありがたいとした上で、「北が気候変動のような国際的な行事に積極的に参加すること自体を評価する。(李外相に)今後もこうしたことに積極的に参加してほしいと話した」と述べた。 また、北朝鮮による挑発やこれに対する国際社会の制裁に関する質問には「国際社会が団結した声をあげ国連安全保障理事会が既に複数回にわたり制裁を行っている」としながら、北朝鮮が国際社会の責任ある一員となるよう願うとした。 さらに、北朝鮮に制裁を加えることが目的ではないが、今は制裁以外にほかの方法はなく、国際社会の団結した声を北朝鮮に届けるため制裁を行っているとの考えを示した。 一方、国連事務総長の任期が年末に終了した後の計画を尋ねる質問には特に言及せずその場を離れた。 sjp@yna.co.kr
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