【ソウル聯合ニュース】韓国で販売された加湿器殺菌剤により多数の死傷者が出た問題で、最も多くの死傷者を出した英日用品大手レキット・ベンキーザーの韓国法人「オキシー・レキット・ベンキーザー」(現RBコリア)が販売する製品の不買運動が広がっている。大型スーパーやインターネットショッピングなどでは同社製品の販売を中止している。 同社は韓国で漂白剤や除湿剤、洗顔剤、一般医薬品などを数多くの製品を販売している。 同社は問題となっている毒性化学物質「PHMG」が含まれた加湿器殺菌剤を2001年から2011年まで有害可能性に関する社内外の警告を無視し、製造・販売を続けたとされる。この間、同社製品はシェア1位を維持した。 同社は最初の死者が出た2011年から5年後となる今月2日、ソウル市内のホテルで記者会見を開いて謝罪し、補償を行う方針を発表したが、検察の捜査が本格化したことを受けたものとの指摘を受けている。 韓国当局が実施した1回目と2回目の被害調査(2013~15年)には計530人が申請し、221人が加湿器殺菌剤による被害者として認定された。うち、死亡者は95人に達する。 3回目の被害調査には752人が申請を行った。当局は関連資料を提出した申請者については今年末まで調査結果をまとめ、来年末までには調査を終了する方針だ。4回目の調査も実施される予定で、加湿器殺菌剤と肺の損傷の因果関係が認定された被害者はさらに増える見通しだ。 kimchiboxs@yna.co.kr
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