【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は29日の定例会見で、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」を近く再発射する可能性があるため、動向を注視していると明らかにした。 北朝鮮はムスダンとみられる飛翔体を今月15日に1発、28日の午前と午後に1発ずつ発射したが、3発とも空中爆発したりすぐに落下したりして失敗に終わった。 文報道官は「(ムスダンが)実戦配備されているとみており、運用組織のようなものも確認されている」と述べ、北朝鮮の度重なる発射が単なる実験レベルではないことを示唆した。ムスダンの射程は3000~4000キロと推定され、在日米軍基地を含む日本全域とグアムの米軍基地を射程圏に置く。 文報道官は一方、北朝鮮が近いうちに核実験を行う可能性もかなり高いとみて、軍が監視を続けていると伝えた。 stomo@yna.co.kr
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